Medical診療案内

Medical診療案内

泌尿器科専門医が在籍。小児病院勤務の経験を活かし、赤ちゃんからご年配の方まで幅広く診療します。

患者さまの不調や病気の原因は一つでないことも多く、当院では泌尿器科と小児科の経験を持つ医師が診査・診断をもとに改善に向けて治療を行います。また一人一人の問診を丁寧に行うことで生活習慣を把握し、アドバイスできるよう心がけています。お気軽にご来院ください。

各種健康診断
各種予防接種

Urology泌尿器科

膀胱炎、尿路結石、前立腺肥大症、尿失禁などのほか、性行為感染症、ED、男性更年期などにも対応します。
また前立腺癌、腎癌、膀胱癌などの早期発見にも力を入れています。
最近話題のOAB(過活動膀胱)や間質性膀胱炎にも対応いたします。
当院では院外処方を行っておりますが、ED・男性脱毛症のお薬は医師が直接お渡し致します。

ご来院時のお願い

泌尿器科を診察される方は、来院前の排尿を行わないようお願い致します。

前立腺疾患

前立腺の疾患について

前立腺とは、成人男性の場合15~20gのクルミのような形をした男性だけにある臓器で、膀胱より足側にあって、中に尿道が通っています。
一部が直腸に接しているため、直腸の壁越しに指で触れることができます。
前立腺は生まれた時はわずか1gほどで、思春期になると男性ホルモンの生産により生長し、精液の一部を作るようになります。

また、前立腺にも他の臓器と同様に病気があり、早期にみつけることができれば治る可能性の高いものばかりです。
お心当たりの有る方は、一度診察を受けられる事をお勧め致します。

男性なら知っておきたい!前立腺の病気

前立腺肥大症

前立腺肥大症は、男性ホルモンの影響により加齢とともに肥大した前立腺が尿道を圧迫し、おしっこが出にくいなどの症状が現れる病気です。
トイレのことが気になったり、夜中にトイレに何度も起きるなど、生活の質(QOL)を著しく低下させることも少なくありません。
前立腺肥大症は、50歳以上の男性の5人に1人が前立腺肥大症といわれておりますが、早い時期に適切な治療を受ければ症状の悪化を抑えることができます。
50歳を過ぎてから、「夜間トイレに行く回数が増えた」「おしっこを我慢できない」「おしっこの切れが悪い」「残尿感がある」などの症状を感じている人は、前立腺肥大症の疑いがありますので医師に相談することをお勧め致します。

前立腺がん

前立腺がんは主に外腺(辺縁領域)に発生します。 早期の前立腺がんには自覚症状がほとんどなく、がんが進行してきてはじめて、尿がでにくい、排尿時に痛みを伴う、尿や精液に血が混じるなどの症状が現れるようになります。
そこから進行すると、がんが臀部と腰の骨を中心とした体内の他の場所に転移してしまいます。骨に転移した場合には、骨痛があらわれることがあります。
前立腺がんは進行が遅いため、早期発見できれば治る可能性が高いがんですので、前立腺がんになりやすい“50歳以上の男性”“40歳代でも前立腺がんの家族歴がある男性”また“最近おしっこの出具合が悪いなどを感じている男性”は、ぜひ前立腺がんの検査を受けることがすすめられます。
前立腺がんは、近年の日本において急激に増加してきている病気で、2020年には前立腺がん患者は約7万8千人、男性のがん患者の6.4人に1人が前立腺がんになると予想されています。
前立腺がんの腫瘍マーカーであるPSA検査(血液検査)を自費でもおこなっております。

前立腺炎

前立腺炎とは、尿道から大腸菌などの細菌が前立腺に侵入するためにおこる炎症です。
下腹部にさまざまな鈍い痛み、あるいは不快感が現れます。
30~50歳代の男性によくみられ、日本でも年間60万~100万人の患者さんがいると推定されています。
排尿痛や残尿感などの症状があらわれたり、急性の前立腺炎では高熱が出ることがあります。
前立腺がんなどとは違って命に関わる病気では有りませんが、慢性的で治りにくい事が特徴です。
しっかりと治療を行っていく事をお勧めします。

前立腺痛

前立腺痛とは、前立腺には異常がないにもかかわらず、お腹の下あたりや肛門と生殖器の間(会陰部)に痛みを感じる病気です。
原因として、前立腺や膀胱のまわりの筋肉の機能障害、ストレスなどが考えられています。

前立腺結石

前立腺結石とは、前立腺の分泌液が石灰化(カルシウムやマグネシウムがたまって硬くなった状態のこと)して石ができる病気で、症状は殆どありません。
前立腺肥大症の検査を行っているときに発見されますが、特に害がないため治療や取り除かない事がほとんどです。

早期発見のために注意したいこと

前立腺の病気の発見には、専門の医師による診察と検査が必要です。
また、ご自身でもおしっこの出具合の悪さの程度を判定する国際前立腺症状スコアを用いることで、前立腺を自己チェックすることができます。
国際前立腺症状スコアが中等度以上であれば、医師に相談することがすすめられます。
しかし前立腺がんは、初期段階の自覚症状がほとんどあらわれないため、特に症状がなくても前立腺がんになりやすい“50歳以上の男性”や、“40歳代でも前立腺がんの家族歴がある男性”は、前立腺がんの検査を受ける事をお勧めします。

尿の出具合チェック 前立腺肥大症

前立腺肥大症の進行状況は、国際前立腺症状スコア(I-PSS:International prostate symptom score)とQOL(Quality of Life)スコアという質問票を用いてチェックすることができます。

国際前立腺症状スコア(I-PSS)

この1週間のあなたの状態に最も近いものを、一つだけ選んで点数の数字を〇で囲んでください。

  • この質問票は医療機関を受診される際の参考にしていただくもので、医師の診察に代わるものではありません。
    正確な診断は、医師の問診や、前立腺の大きさ、尿の出る速さ等を調べた結果とあわせて行われます。
  • 点数が低くても、尿閉(尿が全く出なくなること)を何度も繰り返すときは重症と評価される場合など例外もあります。 合計点の高い低いにかかわらず、症状に気になる点がある方は早めに医療機関にご相談ください。
0~7点 前立腺肥大症はそれほど進んでいないと思われます。特に治療をしないで経過をみていくケースが多いのですが、7つの症状のうちどれか一つでも点数が高い項目がある場合は、検査を受けた上で治療が行われることもあります。気になる症状のある方は一度医療機関に相談すると安心です。
8~19点 前立腺肥大症が少し進んでいるかもしれません。多くの場合、前立腺の大きさや尿の出る速さを調べる検査を受けて、治療が行われます。早めに医療機関に相談されるとよいでしょう。
20点以上 前立腺肥大症がかなり進んでいるかもしれません。尿閉(尿が全く出なくなること)や腎臓の病気になる前にきちんと診察を受けて治療しましょう。
QOLスコア
  • この質問票は医療機関を受診される際の参考にしていただくもので、医師の診察に変わるものではありません。
    正確な診断は、医師の問診や、前立腺の大きさ、尿のでる速さ等を調べた結果と合わせて行われます。
  • 点数が低くても、尿閉(尿が全く出なくなること)を何度も繰り返すときは重症と評価される場合など例外もあります。
    合計点の高い低いにかかわらず、症状に気になる点がある方は早めに医療機関にご相談ください。

膀胱の疾患

過活動膀胱

過活動膀胱とは「急に我慢できないような尿意が起こる」「トイレが近い」「急にトイレに行きたくなり、我慢ができず尿が漏れてしまうことがある」などの症状を示す病気です。 過活動膀胱では、急に尿意に襲われて我慢できないと感じる尿意切迫感や頻尿、また、本来は尿の生成が行われない夜間に頻尿症状があわれるといった症状があります。基本的に、昼間はトイレへ行く回数は7回ほど、寝ている間は0回が正常とされています。

過活動膀胱の原因

何らかの原因で膀胱の神経が過敏にはたらいてしまう場合や、原因が特定できない場合もあります。いくつかの原因が複雑にからみあっていると考えられています。この原因の特定できないものや加齢によるものが、実際には最も多く存在しています。

過活動膀胱の治療

過活動膀胱は、40歳以上の方の約12.4%が罹患しているというデータが発表されています。高齢者になるほどその率は高くなるとされています。過活動膀胱かな? と感じたら、早めの受診をお勧めいたします。その際、1日の排尿状態を記載した資料などを持参頂くと、診断がスムーズになります。

神経因性膀胱

脳卒中や脳梗塞などの脳血管障害、パーキンソン病などの脳の障害、脊髄損傷や多発性硬化症などの脊髄の障害の後遺症により、脳と膀胱(尿道)の筋肉を結ぶ神経の回路に障害が起きると、「膀胱に尿がたまったよ」「まだ出してはいけないよ」「もう出していいよ」「膀胱を緩めるよ(締めるよ)」「尿道を締めるよ(緩めるよ)」といった信号のやりとりが正常にはたらかなくなります。その結果、膀胱に尿が少ししかたまっていなくても出たくなったり、逆に尿が出にくくなったり、「締める」「緩める」の連携がうまくはたらかなかったりした状態を言います。

腹圧性尿失禁

女性の場合、加齢や出産によって、膀胱・子宮・尿道などを支えている骨盤底筋が弱くなったり傷んだりすることがあります。そのために排尿のメカニズムがうまくはたらかなくなり、失禁が起こります。

間質性膀胱炎

間質性膀胱炎とは、普通の膀胱炎と違って粘膜だけでなく筋層などにまで及ぶ膀胱壁全体の炎症です。この間質性膀胱炎は通常の膀胱炎と症状は似ているのですが、細菌によるものではなく、間質と呼ばれる上皮と筋肉の間に炎症を起こし、膀胱の筋肉を圧迫することによって発症すると言われていますが、実際にははっきりした原因がわかっていないのが現状です。

間質性膀胱炎の原因

間質性膀胱炎の原因は一つではなく、多くの要因(機械的刺激、アレルギー性、免疫学的、神経血管性、感染、環境)が 関与していると考えられています。 一般的な膀胱炎とは違って細菌が原因ではないために、通常であれば効果がある抗生物質や抗菌剤を服用しても、まったく効き目がありません。
そのため、ストレスが原因だとされてしまい、「実は間質性膀胱炎だった」ということが分かるまでに長い期間を要することもあります。

間接性膀胱炎の治療

間質性膀胱炎の治療方法は、患者さんによって様々です。全ての患者さんに有効な治療薬もありません。ある患者さんに効いた薬が、他の患者さんでは効果がない場合もあります。治療には、内服薬による治療や外科的治療があります。
的確な治療を行うためにも、なるべく早めの受診をお勧めいたします。

性感染症治療

性感染症(STD)とは、性行為を介して感染する疾患の総称です。
男性のSTDの中では尿道炎が最も多く、全STDの9割弱を占めています。
次に、性器ヘルペスが多く、以下毛ジラミ、尖圭コンジローム、梅毒の順となります。

これらの各種性感染症の治療を行います。
性感染症の中には潜伏期間が長く、自覚症状が中々現れないものもあるため、心当たりのある方はお早目に診断を受けることをお勧めします。
HIV、梅毒、クラミジア、淋病など自費で検査することもできます。

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かじわら内科・泌尿器科クリニック