Doctorドクター紹介

Director院長紹介

院長 梶原 隆広

院長略歴

1963年 新潟市生まれ
1989年 新潟大学医学部卒業。同年、東京大学医学部泌尿器科入局東大病院、都立駒込病院、国立小児病院(現 成育医療センター)などで、泌尿器科診療を行う。
1997年 埼玉社会保険病院に赴任後、腎疾患に関わる内科疾患、腎移植医療にも従事
2006年7月 かじわら内科・泌尿器科クリニック開院

専門とする疾患など

  • 泌尿器科 腎臓科 内科
  • 日本医師会認定産業医 医学博士
  • 認定産業医としての活動も行っております

Interview院長インタビュー

医療を誠実に

落ち着きのない子供

私は昭和38年9月23日に新潟市に生まれました。翌年には新潟地震、東京オリンピックがありましたが、もちろん記憶はありません。父は県庁職員、母は郵便局員、祖父母と叔母の6人家族でしたが、その後4歳下に弟ができました。
幼少時代は落ち着きがなく、よく怪我で病院にお世話になりました。小学4年生の時には、飛び出して車にはねられました。救急車で搬送され、診断は右足大腿骨骨折、地方紙の三面に載りました。2ヶ月間の入院、その後もリハビリのため、いろいろな医療関係者の方々に助けられました。この事故をきっかけにようやく落ち着きが出て、物事をゆっくり考えてから行動するようになりました。爬虫類から哺乳類に進化したような感じです。このような小児期の体験が潜在意識の中で、職業としての医者を目指すようになったのかなと思います。

医学生そして医師へ

幸運にも地元の大学の医学部に合格して、医師としての勉強を始めました。良い友達にも恵まれ楽しく大学生活を送りました。楽な方に流されやすい自分に対し、大学は実習とテスト、赤点なら追試を課し、自分を導いてくれました。
医師になってからは、泌尿器科医として修行を積みました。泌尿器科は診断から治療、手術まですべてを完結します。たとえば内科では胃がんを見つけたら、外科に手術を頼みますが、泌尿器科はすべて行います。腎臓、副腎、膀胱、男性生殖器と守備範囲は狭いですが、0歳児の手術から、抗がん剤治療、血液透析、腎臓移植まで、深くスペシャリストとして勉強させてもらいました。

慢性疾患に取り組む

そんな勤務医時代に、腎センターという部門に配属されました。内科の先生と一緒に診療を行い、腎臓病の患者さんの腎臓病以外の疾患の治療も行いました。腎臓病の原因が多岐にわたり、高血圧や糖尿病などが改善しないと腎臓病も良くならないからです。素晴らしい先生方に恵まれて、今までの専門領域から一気に広い領域に目の前が広がりました。そして慢性疾患の専門外来を任されました。腎臓病の患者さんを診るのですが、腎臓病以外のあらゆる医療ニーズを満足させられるように努めました。比較的時間に余裕のある外来であったので、じっくり患者さんに向き合うことができ、手術が成功した時とは別の充実感を味わうことができました。

ファミリークリニック構想

この外来をきっかけに、医療を広い視野でみる、ファミリークリニックの開業を考えるようになりました。ファミリークリニックという特別な名称があるわけではありませんが、私の気持ちの中では、赤ちゃんからお年寄りまで、家族ぐるみで受診できる診療所を意味します。勤務医時代には、泌尿器科の医師として小児病院に勤務したこともあり、小児科の幅広い知識と技術を学び、皮膚科についても他の病院で経験を積んできました。学生時代にお世話になり、ファミリークリニックを開業している先輩医師の後押しもあって、18年間の勤務医生活を終えて平成18年7月に開業いたしました。

診療で大切にしていること

患者さんと真摯に向き合い、誠実に対応することをモットーに診療しています。病名がすぐにわかる患者さんもいらっしゃいますが、中にはメンタル面で小さな心配事があって、クリニックに足を運ばれる方もいます。そういった方は「安心」を求めていると思います。それほど症状があるようには見えなくても、「何ともないですよ」と簡単に片付けるのではなく、患者さんが納得できる診察や検査を行いたいと考えています。患者さんの心の奥をおもんぱかることは、開業してから強く意識するようになりました。気軽に足を運べる地域のファミリークリニックだからこそ、さまざまなニーズがあると考えていますし、それに応えていきたいです。

生活習慣病の皆さまへ

糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病は、継続的な治療で症状をコントロールすることが大切です。しかし、働き盛りの方は忙しくてなかなか通院時間を確保できない方も多いが現状です。特に糖尿病の治療は薬でコントロールするのですが、ストレスをためないことや、適正な食事、運動などの要素も重要で、忙しすぎて仕事などでのストレスがかかると暴飲暴食に走りやすく、さらに睡眠不足も糖尿病の悪化や肥満につながるといった悪循環が生まれてしまいます。当院ではできるだけ診療の時に患者さん一人ひとりのお話をしっかり聞き、患者さんの生活習慣を把握することでその方に合う治療を提供したいと考えています。

お子様の治療について

私は小児科に勤務した経験を生かし、お子様の治療にも対応しています。おねしょ(夜尿症)や乳幼児健診での包茎や停留精巣などの指摘を受けて来院する方が多いです。泌尿器でお子様の治療を相談できるクリニックは少ないですから、気軽に来てほしいと思っています。おねしょは生活習慣で変わる部分が多いので、小学生になっても頻度が減らないのであれば、一度来院していただくといいかもしれません。中には、夜間の水分制限をすることで変わるケースもあります。気をつけてほしいのが、夕飯を食べてから寝るまでの時間です。食べてから寝るまでの時間が短いと、どうしてもおねしょをしやすくなります。その他、お子さんについては風邪や皮膚の病気で来院されたり、予防接種や定期健診も行っています。

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かじわら内科・泌尿器科クリニック